とても、とても、個人的な

僕がなぜつくるのか

ということについての独白

 子供のころ、一番遊んだのがレゴブロックだった。いわゆる習い事もせず、まぁそれなりに友達と外で遊んだりはしていたけれど、家の中で一人で遊ぶことが性に合っていた。特に雨の日に一人レゴで何かをつくるのが楽しみだった。

 

 レゴを買うと説明書が付いてくる。パッケージに写っている乗り物や城などを組み立てる為の説明書だ。しかし僕は一度も説明書を読んだことがなければ、パッケージに写っているものをつくった記憶もない。一応パッケージは見るけれど、それは欲しい”部品”があるかを確認するだけだ。幼い僕は、新しくレゴを買ってくると、レゴの部品を大量にストックしている箱の中に直接新しい部品たちを投入する。そして、つくるものを頭に描くのが先か、ブロックを手に取るのが先かわからないほどの速さで部品を組み立て、何かの形をつくっていく。(といっても、個人的な体感なので客観的に速かったのかはわからなけれど)出来上がるのは大抵、SF的な飛行機とかロボットだけれど、とにかく延々とつくり続けていった。

​つづく

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