革式デザイナー / バッグ職人 
​ー前に進むためのブランド休止ー

(interviewer):さて今回新しくHPを開設されましたね。


K(革式):はい。

 

I:しばらく個人ブランドの活動は休止されていましたが。
 

K:そうですね。本格的な活動は3年ほどお休みしていました。
 

I:その間はどのような活動を?
 

K:主にメーカーさんから依頼を受けてバッグのサンプルや量産をしていました。

 

I:ブランドの活動を休止して、そういった活動に比重を置いたのは何故ですか?
 

K:ブランドをやっているとどうしても自分が得意な物を無意識のうち作ってしまっていました。そうするとある程度決まったアイデアの引き出ししか開かない、というか、引き出しの数が増えない。そこを疑問に思うようになりました。
 

I:それでバッグのサンプルや量産の仕事を?
 

K:自分の好き、嫌いで仕事が来るわけじゃない。自分ではやらないような物も、当たり前ですが、作らなきゃいけない。
 

I:そういう環境に強制的に身を置いたと?
 

K:いやいや(笑)。そんな大袈裟な感じではないのですが…まぁでも、そういう環境に身を置いたことで、確かに得ることができたものはたくさんありました。

I:たしかバッグの教室の講師もされていらっしゃったかと。
 

K:ええ。元々私自身が通っていた教室の講師、それから以前からお世話になっているメーカーさんが開催していた教室の講師をしていました。
 

I:今回ブランドを再開されたのは、どういった理由からなんでしょうか?
 

K:あ、それはもう単純にやりたいなと(笑)でも、再開といっても、メーカーさんからのお仕事もありますので、少しづつアイテムを増やしていければいいなと考えています。



​ー「包む」をテーマに多様な表現をー



I:HPに「包む」という言葉が出てきますが、どういった意味があるのですか?

K:革式の商品の一つに革で作った絆創膏の形をしたリングがあります。この商品を、今までとは違った視点で捉えなおそうと思ったんです。

I:なるほど。

​K:次に、やはりバッグに携わる仕事をしているので、できればそこと一貫性のあるキーワードがないかと考えました。

I:はい。

​K:そこでピーンと。

I:あー、「包む」だと。

K:ええ(笑)絆創膏は「巻く」ですが、視点を変えれば、指を「包」んでいるです。その考えでいえば、バッグもモノを包んでいます。

I:そうなると、他にも「包む」に変換できる言葉がありそうですね。

K:そうなんです。たとえば、人が何かを身に付ける動作を表す言葉って、いろいろありますよね。


I: はいはい。着るとか、履くとか...
 

K: そうです、そうです。他にも、帽子を被る。指輪をはめる。布団をかける、とか…


I:いろいろありますよね

K: で、思ったんです。
それって、広義的に「包む」ってことなんだなって。
 

I:なるほど。そしてその「包む」というキーワードを、商品に落とし込んでいくんですね。

K:そうなんですが、商品というよりは、表現のためのキーワードなんだと思うんです。

​I:では、商品以外のものも作っていくということですか?

K:できれば自分にとって無理のない範囲でということになりますが、様々な表現をしてみたいなとは思っています。

​I:そうですか。どんなものができるのか楽しみにしています。本日はありがとうございました。

K:はい、ありがとうございました。

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